【ヘビの繁殖法】高級ペット蛇ボールパイソンの繁殖の仕方をプロが解説
蛇屋のヒロアキがYouTubeで解説中!
こんにちは、へびやのヒロアキです。
今日は驚くとボールのように丸まる習性を持つボールパイソンという蛇の
繁殖について一緒に考えてみたいと思います。
ボールパイソンはお家にいるだけでとっても癒しだったり、喜びだったり
目で見るだけでもかわいいと思うんですけど、ボールパイソンを飼育する中での
一つの楽しみとして繁殖があると思います。
繁殖を計画的にする事を踏まえてボールパイソンの繁殖についてお話したいと思います。
ボールパイソンの繁殖をする時にまず確認する事は
オスとメスが十分なサイズに成長しているかというところです。
オスで言えば700~800g、メスは最低1.5kgから繁殖準備OKかなと僕たちは考えています。
海外では性成熟していればオスは500g未満で繁殖する事もある。
メスは1~1.2kg超えたあたりで繁殖させるブリーダーもいます。
でもあんまり早く繁殖させるのは良くないと考えています。
理由としてはメスの体が小さすぎると産卵後に体調崩したり死んだりするからです。
また卵が体の中で詰まってしまう事もあります。
なのでメスは少なくとも1.5kg~考えると良いと思います。
オスは性成熟していてもサイズが小さすぎると精子の量が足りなくなります。
オスは700~800gから考えると良いと思います。
焦らずにきちんとブリードしてあげる必要があります。
繁殖の手順としてはまず
一度オスとメスを同じケージに入れてみます。
それでも交尾が始まらなかったら、一度戻してオスの餌を抜いてみます。
なぜかと言うと繁殖のスイッチは生命の危機に瀕した時に入るからです。
まずは一番負担の少ない餌抜きというのをしてみます。
2週間ほど餌を抜いて繁殖のスイッチを入れてあげます。
それからまたオスとメスを同じケージに入れます。
それで交尾をし始めたらOK。
それでもダメな場合はクーリングと言って飼育温度を下げてみます。
どのくらい温度を下げるかと言うと、ウチでは通常高くて32℃、低くて28℃ですが
これを段階的に32℃→30℃→28℃にしていきます。
注意したい事としては32℃から一気に下げると風邪をひいてしまうので
1週間ごとに段階的に下げていって下さい。
人によって下げる温度は違ってきますがモルフの体調に合わせて調整していって下さい。
繁殖のスイッチは生体に負担がかかるからスイッチが入るんですが
繁殖よりも健康に気を付けてあげてください。
だから繁殖をする場合は
適正サイズに成長している事を確認して、まず同じケージに入れて交尾をするか様子を見ます。
交尾をしなければオスの餌を抜きます。
それでも交尾をしなければ段階的に温度を下げていって繁殖のスイッチを入れていきます。
こういった目安になる数値などは情報によって色々違ってきます。
なぜかと言うと生き物なので決まった正解はありません。
温度や餌抜きの期間は変動するため情報を鵜呑みにせずに
よく観察して計画的に繁殖をして下さい。
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