ヘビ初心者に多い失敗 TOP 5｜ボールパイソン飼育

2021年12月30日

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最近、へびやになってから爬虫類顔になったね！とよく言われますが、生まれつきです(笑)
こんにちは。へびやのヒロアキです。
今日は驚くとボールのように丸まる習性を持つボールパイソンというヘビを飼う時に
飼育者が陥りがちな間違い5つをお話したいと思います。

飼育者が陥りがちな間違いその①は
たくさん食べたがってるからたくさんあげた方がいいんでしょ？と言われる事がありますが
そんな事はありません。
大体ウチでは、週に1回ぐらい適正なサイズのエサ1匹でよいとお話しています。
やっぱりあげれば食べるコもいるんですよね。
人間と同じで食べるからといってエサを与え過ぎると
肥満・体調不良・呼吸困難になることがあります。
食べれば食べるほどあげればいいというわけではない事を覚えておいて下さい。
大体1週間に1匹というのを基準にしたらいいので。

飼育者が陥りがちな間違いその②は
触り過ぎ。
かわいいからいっつも触っていたい、その方がヘビちゃんも喜んで愛が伝わるでしょ？と
考える方もたまにいらっしゃいますけど、そんな事はなくて
今、こうやってハンドリングといって手に持っていますが、基本的には触らなくてよい。
触りたい気持ちはわかりますが、どっちかと言うと触らない方がヘビは安心します。
たまにこうやって遊ぶ分には全然良いと思いますけど、毎日触ってあげないといけないという事はない。

ツヤとか筋肉の張りなどで体調がわかることもありますので、それらのチェックの為に
たまにハンドリングをしてあげるくらいがちょうと良いです。
あなたが近くにいれば、それだけで満足してくれる、奥ゆかしい生き物なので大丈夫です。

飼育者が陥りがちな間違いその③は
ヘビの部屋が大き過ぎ。
このボールパイソンというヘビはトグロを巻いた状態の3倍～4倍の大きさが適正サイズと言われています。
あまり広かったり、高い場所だと逆に緊張してストレスになってしまいます。
そこまで大きな飼育スペースは必要ありません。
基本的には体が何かに触れていると安心します。

飼育者が陥りがちな間違いその④は
水について。
水を切らさないように1週間ずっと同じを入れっぱなしにすると考える人もいると思いますが
人間みたいに四六時中、水を飲んでいないといけない生き物でもないですし
毎日水をあげるのであればこまめに交換する必要があります。

水入れの中に糞や尿をするので、自分たちの排泄物でお腹を壊したり体調を崩したりするので
水を切らさない事は間違いではありませんが、1週間入れっぱなしにしたり
無くなるまでそのままにするのは非常に良くないです。
常に入れておくのであれば毎日こまめに交換しましょう。
新鮮な水が大事です。

飼育者が陥りがちな間違いその⑤は
湿度高過ぎ。
ヘビは1カ月に1回脱皮します。
その時に脱皮不全といってウロコがキレイに一本の靴下のように脱げずに
パリパリした状態で脱皮してしまう時があったりします。
体の水分不足ですね。
その原因が湿度不足だという事でどうしよう！ってなったりするかもしれませんが
元々ボールパイソンはアフリカからやって来たヘビで
アフリカは1年中湿度が高いわけではありません。
彼らは超高温多湿な場所で生き続けるような体にはなっていません。

特に日本だと湿度が高い季節になって湿度が80～90%とかになると雑菌の繁殖が起こります。
脱皮不全を起こす原因は環境湿度ではなくて、体内の水分が足りていないからなので
きちんとエサを食べていれば滅多になる事はありません。
低過ぎも良くありませんが、高過ぎる湿度にならないようにしましょう。