東京都町田市のボールパイソン専門店。輸入、繁殖、販売を行なっています。

【要注意】ヘビの拒食の対処法|ボールパイソンと餌やり

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ヘビに影響されて1日1食の食生活をしているへびやのヒロアキです。
今日は驚くとボールのように丸まる習性を持つ
ボールパイソンというヘビについてまわる拒食についてお話します。

ボールパイソンは餌を食べなくなることがあります。
上手に拒食モードに入れないで飼育をしていくとスムーズに大きくなりますが
体に機能として拒食することがあります。

これはボールパイソンだけではなく、他のヘビや生き物にもあると思いますが
ボールパイソンは比較的、他の生き物よりも多いかと思います。

なぜ拒食するのかと言うと、そもそもボールパイソンや爬虫類は
人間みたいに食べないでも生きている体の構造になっています。

このコはちなみに拒食はしていません。

人間と違って自分で体温を作ることができないので燃費がメッチャ良いんですね。
ちょっとご飯があれば長い間生きていける体の作りになっています。

むしろ、食べ過ぎるとトラブルがあるので、ご飯いらなくなるモードになります。
これが拒食と言います。ボールパイソンの。

どれくらい拒食するのかと言うと1カ月とかはザラです。
1カ月拒食するということでご相談いただくことがありますが
1カ月くらいなら大丈夫です。

長いとウチで最長1年半ぐらい食べないで生きているコがいました。
もう、仙人みたいな…念能力みたいな感じですけど。

一番大きいアダルトになると
1年食べないでも生きていくことができるようになります。

これぐらいのサイズのコでも半年ぐらい食べないこともあります。
大事なのは期間と言うよりも痩せ方。

普段から体重を計って状態を把握していることは大事だと思いますけど
拒食モードに入っていると代謝が思いっきり落ちるのでほとんど体重が減らないです。

1カ月食べなかったけど
体重が2gしか減りませんでしたみたいなこともザラにあります。
そういう場合は大丈夫。

だけど、食べません。体重もどんどん減っていく。
体も痩せていく。肉が落ちて背中が岩山のように尖って皮が余るとなると
それは良くない拒食なので頑張って餌を食べるようにしてあげたらいいかと思います。

基本的には拒食はそんなに心配することはないんですけれども
そうは言っても、拒食というのはボールパイソンの機能なので
そんなに大きく恐れる必要はないのですが
拒食に入ってしまった時はどうやって餌をあげたら食べやすいか3つお話します。

1つは暗くする。
ボールパイソンは本来、穴の中や土の中に生きているんですね。
何かが見えたり、何かに見られない穏やかな環境で生きているわけです。
ボールパイソンにとっては透明なケージで飼うことがストレスになる場合があります。
なので、食べなくなってどうやって食べさせていこうかと考えた時に
一番手っ取り早いのは暗くしてあげる。


色が付いているケージやシェルターなど隠れ家を作ってあげる。
それが1つ。

2つめは温度を少し高くしてあげると良いかもしれません。
温度が高いということは体の代謝が上がるということなのでお腹が減る。
人間で言うと運動した後にお腹が空いたり喉が渇くのと同じだと思いますけど
お腹が空くサポートをしてあげることでご飯を食べるようになることが考えられます。
普段飼っている温度よりも1℃ぐらい上げてみて様子を見るといいかもしれません。
温度と湿度高め。これで挑戦してみる。

3つめは餌を変えるというのも有効な手だったりします。
例えば、普段マウスをあげていたらラットをあげるとか
あるいは普段ラットをあげていたらマウスをあげてみるとか。
普段買っているお店の餌と違うお店の餌をあげてみるとか
そうすると普段と違う匂いや刺激の中で食べてみようかなとなるかもしれません。

人間で言うと普段ラーメンの匂いばかり嗅いでいるけど
焼き魚の匂いがしてきたからお腹空いてないけど食べてみようかなみたいな。
そういう感じで、匂いや刺激を変えてみるのは良い方法だと思います。

大体この3つがメジャーな方法かと思います。
3つめの派生としてはケージが複数ある場合は違うケージであげてみる。
新しい環境に変えてあげることでご飯を食べたくなることがあります。

全く新しい環境に変えることができない場合は
ケージを次亜塩素酸水で洗うことによって
違う刺激や匂いで食べることがあるかと思います。

拒食になった場合は、そういう対処をすると食べてくれることも多いと思いますが
全般的にボールパイソン飼育者がやりがちなことが餌やり過ぎっていうのがあって
餌食べないことで問題になることよりも
餌食べすぎで問題になることが結構あるんですね。

最初にお話しました通り
拒食というのはボールパイソンが持ってる体の機能なので
それに入ったということは食べ過ぎ、多過ぎっていうことですから
2日に1回上げても食べるとか、3日1回あげても食べるという話を聞きますけど
1週間に1回ぐらいで十分かと思います。

こういう小さい時でも。
大きくなったら2、3週間に1回とかになってきたりしますけど
お腹いっぱいになるとしばらくいらないとなるので
常に腹八分目を心がけてコンスタントにあげていくと
ずっと食べ続けていくというサイクルに入るかと思います。

人間の子どもを育てる時も適切な量を
コンスタントに食べる方が体に良く大きくなりやすいと思うんですよね。
それはボールパイソンにとっても同じなので
満腹にする量を一気にあげたり、過度な頻度であげるよりは
腹八分目で継続的に食べさせていく方が
結果として大きくなるし健康になるかと思っています。

今日は驚くとボールのように丸まる習性を持つ
ボールパイソンのというヘビが陥りがちな拒食の原因と対処をお話しました。

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