ヘビを飼育していて最もヤバかったこと
蛇屋のヒロアキがYouTubeで解説中!
今日はヘビ屋を経営してきてヤバかったことをお話します。
ヘビ屋は趣味に生きているように見えるかもしれませんがやっぱり一つの事業なので
色々と嬉しいこともあるし大変なこともあります。
大体、そういうことは準備しているところに発生するのではなくて
いきなり起こったりするので
それを予測して先回って回避することが出来るように考えてはいますけど
やっぱり予測不能なことは起こります。
最近、起きたことで言うと…
振込ミスがあって…
海外から輸入をたくさんしているので海外へお金を送ります。
色んな送り方がありますけど
振込を経理を担当している人にお願いをしました。
しばらくしたら連絡が来て…
「ちょっとわかんないんですけど…
何かもしかしたら違うところに振り込ん…んー…」
みたいなすごい煮え切らない電話が来ました。
何だろう?と思って…
「どういうこと!?」って言ったら…
「うーん…何かちょっと…うーん…」みたいな感じで
「もしかして、違う人に振り込んだ?」って言ったら
「まっ結果としてそういう感じかもしれない」
みたいなことをことを言いました。
それで「えっ!?」と思って…
操作を聞いて正しい情報入力をして最後に送信する時に
何か違う人の名前が出ていたらしいけど
「そういうこともあるのかな?と思って振込をしました」と言って
「ないから!」
「違う人の名前が出てくる…」
「そういうこともあることはないから」
という話だったんですけど
結構な金額を振り込んでしまったわけですね。
「それが連絡先は出てきますけど銀行としてはどうしようもない」と
「振り込んでしまったものはどうしようもない」
日本だったら…日本でも相当難しいのか…
海外送金だから本当にどうしようもないと
「あなたが入力して選択したんでしょう。それはどうしようもない」と言われて
ヤバいと思って…
振り込んでしまった人の連絡先がわかるから
そこに連絡してみようと思って連絡したけど返事が返ってこないと
検索をすればどういう人かどういうお店かわかるわけですね。
そこのお店のSNSとか探して見つけて…
どうやらここ数年活動していない人だとわかって
連絡の取りようがない…
詰んだ…みたいになったことがありました。
結果としては最後は無事に返ってきたんですけど
おいおいおい!ということが直近ではありました。
みんなもダブルチェックとか確認はするようにしてください。
何千万とかではないですけど何十万とかではないという
ウチの仕入れが多ければ千万円弱ぐらいなので
そのぐらいの金額でそこまで大きくはないけどというくらい。
一番、途方に暮れたのは…
新しく契約した物件があって
そこでやるということで準備をしていました。
ここのヘビ屋ではなくてラットの方なんですけど
ヘビももちろん置くことにはなりますが…
結構、大きいところを借りて契約も全部終わって
搬入を始めたことがあったんですけど
結構、初期に…
今の町田でやる前の話ですが
実際に搬入をしていたら…
そこの物件のオーナーが見に来たということがあって
近くに住まれていて…
契約はオーナーと直接するのではなくて管理会社としますけど
そこでの話が終わって…
実際に借り始めた日にオーナーがチラッと見に来て…
最初はオーナーだとわからなかったんですけど
近所の人だと思って挨拶をしたんですけど
後日、不動産屋から連絡が来て…
ちょっと契約を撤回したいってオーナーが言っていると言われて
「えーっ!?」と思って…
「撤回したいってどういうこと!?」って思って…
「ちょっと困ります…」という話をしたら…
初期の頃はここまで規模ではなかったから
今、もしウチのお店が引っ越しするってなったら
その先の不動産屋さんやオーナーには
こういう感じのお店です!という話をすると思いますが
その時はヘビを売ってますとかネズミもいますと言うと…
ちょっと印象が悪いかなと思って…
こういう用品とかも作ったり売ったりしているのでその倉庫代わりにもするつもりでした。
ものすごい広い所だったので。
「物品を置いたり!とか…あとはヘビとか…ネズミとかもいます…」
ぐらいのテンションで言ったんです。
そっちメインというよりもそっちもやってますみたいに言って
そういうのもやってるんだ…ぐらいの認識だったんですけど
実際に開けてみたら…
本物の生き物とその数にインパクトに
これは想定していなかったってなったみたいで
「お金も全部返すから契約をなしにしてくれ」ということで
「どうしよう…と」思ったことがありました
拠点の移動って結構大変で…
そこに合わせて色んな段取りとか資材や設備も買うので
それが全部撤去になった時はしんどいと思いましたが…
もうダメというのはダメなんだろうな…って
一応、交渉はしたんですけど
「全然、ヘビは怖くないとかネズミも怖くない」とか
「それはイメージの話で…」と言ったんですけど
「趣味ぐらいの範囲だと思ってた」ということで
最終的には撤回になりました。
そこで学んだのは…
もしかしたら悪いイメージを持たれるかなということにビビらず
「ヘビ屋です!」とフルオープンでやるのが大事だと思ったことがありました。
これも途方に暮れたんですけど…
ウチはショールームとバックヤードがあって
ショールーム側は展示っぽくなっていますけど
バックヤードのヘビたちはラックで飼育しています。
日本ではヘビ飼育ラックは売っていないから
海外から輸入するか自分で作るしかない。
海外から輸入すると時間もお金も手間もすごくかかるので
自作のラックを使っています。
自分たちで設計して資材を集めて飼育をする。
そのケースも全部買ってラック式で飼育をしていますが
これも一番最初の頃で…
数が増えてきたからラックを作る。
そのための資材を買う。
当時は色んな形のラックを模索している頃で
どういうのが良いか作る度に
「あーでもない、こーでもない」と微調整をしながらやってました。
概ねこれで行こうというのが決まって細かいところの再調整をして
資材の発注をしてそれを組んでくれる人の手配もして
いざ、作ろうと思ったら…
数字が合わない、形が合わない
その理由は聞いたタブのサイズが間違っていた。
となると全部買い直し、作り直し、人も雇い直しとなって…
初期の頃だったのでトラブルの経験も今ほどなかったので…
「うわー、こんなことがあるのか…」と思いました。
お店に電話して「タブの聞いたサイズが違うんですけど…」って言ったら
「ああ…すみません…」って
「アルバイトの子だったので間違ってしまったと思います」って言われて…
「ちょっとお話できますか?その方と」って言ったら…
「ちょっと怖がって電話出たくないと言っているので…店長の私が…」って言って
「そうですか…」って言って
「結構、現場としては大変なことになっていて」
というお話をしたんですけど…
どうにもならない…
人は間違えるしどうにもならない。
保証してほしいという話をしたわけではないんですけど
「最初の方に保証はできません」と言われて…
最初に言われるとモヤっとするって思いましたけど…
損失の実害よりも全部無駄になったという精神的なダメージの方が大きくて
トラブルの内容や失敗の内容についてはそれはしょうがない。
って割り切れるものと…
そのトラブルはもう嫌だ…という精神的なダメージがありました。
そういう事故とか自分たちのミスとか単純な不運とか
準備不足とか色んな内容や原因がありますけど
本当にたくさんの失敗をしながら謝罪をしながら改善をしながら
なんとかヘビ屋をやっています。
僕は…古い言葉ですけど…
「好きなことで生きていく」という言葉が昔流行りました。
好きなことで生きていますと。
でも、好きなことで生きていくためには
好きじゃないことやりたくないことも必然と発生します。
それ全部、含めて好きでいられるか
全部、含めて楽しめるかが大事なことだと思います。
DEUをやっていて本当に楽しいことが多くて
素敵な出会いが多くて嬉しいことが山ほどありますけど
見えない、見せないようにしている大きな失敗
大変なこと辛いことがあります。ヘビ屋をやっていると…
全部、含めて楽しい生き方が出来ていると思うので
これからも失敗をしながら改善をしながら
この旅路を楽しんでいきたいと思っています。
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