【珍事件】飼い主を驚かせたヘビの奇行TOP5

蛇屋のヒロアキがYouTubeで解説中!
今日は驚くとボールのように丸まる習性を持つ
ボールパイソンというヘビの飼い主を驚かせた奇行TOP5をお話します。
ボールパイソンは我々ホモサピエンスと違う生き物ですから
何でなん!?っていうことをします。
ヘビ屋をやって何年か経ちますけどそんな事するんだ!?っていう
今まで想像しなかったボールパイソンの習性に出くわします。
だから日々、新たな発見と共に生きています。
ボールパイソンの奇行
5位 おしっこのタイミング
僕らは社会性や配慮があります。
おしっこは時と場所をわきまえます。
ボールパイソンはそんな事はありません。
具体的に言うとどういう事かというと
ウチはボールパイソンの販売をしているので
お客様に説明が終わって最後に健康チェックをしてもらいます。
風邪を引いていないかオス・メスの間違いはないか
体に変なところはないか
一緒に問題ないか確認をします。
お迎えの前に持っていただく
その時におしっこをしがち
お迎えが決まりました
可愛い!今日からウチの子になるのね!
ブシャーッ!!ってなります
今はやめて!って思いますけど
ボールパイソンは触られると緊張をして緊張ションをしてしまう。
犬は嬉しければ嬉ションをするらしいですね。
刺激や緊張でおしっこをします。
タブとかケージの中で飼いますけど
床材を交換します
ヤシガラやペットシーツを交換して
はい、キレイにしましたよ!
ブシャーッ!みたいな…
交換し直しかい!って思ったりしますけど
自分の匂いがないとおしっこによって匂いをつけます。
今じゃないでしょ!あなたのおしっこ!
っていうのがあります。
奇行といえば奇行と言えるでしょう。
ボールパイソンの奇行
4位 食い逃げ
食い逃げというか噛み逃げかな…
ボールパイソンに餌をあげます。
主にネズミを食べます。
ネズミを見せるとガブッと噛みつきます。
巻き付いてネズミが絶命したのを確認してから
ゆっくりと飲んでいきます。
かなりの力で締め付けるから楽ではないはずです。
メチャメチャ気合を入れて食べるぞ!ってなって
締めて、絶命させて…
やっぱいいや…みたいな
こっちとしては食べ残しどうするの?ってなります。
ちゃんと手をつけたら最後まで食べる
「据え膳食わぬはヘビの恥」
何度かトライしますけど
そっか!ごめんごめん!ってちゃんと食べる場合と
もう一度巻き付いて食べられる状態になってから
やっぱりいらね!ってなることがあります。
奇行ですね…
そんな事をしたらウチだったら…
母のアキ子にビシバシ叩かれていましたけど
彼らは自由な生き物なのでたまにそういう事があります。
複数で飼ってる人は違うヘビにあげることができます。
衛生環境がしっかりしていれば可能です。
最後まで食べてほしいと思いますね。
ボールパイソンの奇行3位に行く前に…
「ボールパイソンマフラー」
ペロペロしているのは匂いを嗅いでいます。
鼻で匂いを嗅ぐのではなく舌で匂いを嗅ぎます。
ボールパイソンの奇行
3位 脱走
大人しくしてくれればいいのに
ちょっと閉めないで開けておくと
彼らはありったけの夢をかき集め宝物探しにワンピースしちゃうわけですよ。
その辺のイーストブルーでダラダラ居てくれればいいのですけど
彼らはグランドラインを探して色んな所に入るわけです。
特に空気の流れのある細い所に入りやすいです。
一般家庭において脱走して行きがちな場所はエアコンの中です。
普通の室温よりちょっと高いか低い所を好みます。
エアコンは送風されているから空気の流れがあるからです。
あれは業務用エアコンですけど
普通の家庭用エアコンでも
どうやって入ったのか分からない場所に入ったりします。
厄介なのはエアコンは熱交換のための鋭いフィンがあります。
それを壊さないと取り出せないことがほとんどです。
引っ張りだそうとすると切れてしまうので
エアコンの中に入ってしまったらそのエアコンはおしまいです。
エアコンを諦めるかボールパイソンを諦めるか…
エアコンを諦めるしかない。
逃がしてしまうと大変になってしまうので逃がさずに飼ってください。
他にも意外と多いのが洗濯機の中です。
洗濯槽と本体の間の隙間にいることが多いです。
これは取るのが大変です。
外さないと取れないから。
あとはひっくり返してタービンのところにいたりします。
僕は何回か連絡をいただいたことで
「ヒロアキさん!ボール逃がしちゃって」
「どこにいるか分かりませんか!?」
「妻が激おこです!」
「早く見つけないと僕の命が…」
みたいな連絡が来たりしますけど
そういう時は…
洗濯機の中か下を見てくださいって言って
「ヒロアキさんいました!」
みたいな事があったりします。
ボールパイソンの奇行
2位 絶対に食べるのをやめない
これも何件も聞きますけど
ボールパイソンを同じケージで複数で飼うケースもあります。
あまり良くないですけどね。
1匹につき1部屋与えてほしいです。
生まれたばかりのベビーは兄弟と一緒に管理します。
そのケージで管理をして餌を与えます。
6匹、7匹じゃなくて
2匹くらいだから大丈夫だろうということで餌をあげたりすると…
スネークAが餌の頭に噛みつきます
スネークAが餌を食べたと思ってケージを閉めます。
しばらくして開けると…
1匹しかいない…
何が起きたかというと…
ネズミの頭からかぶりついたスネークA
ネズミのお尻からかぶりついたスネークB
ヘビは飲み込みきるまで捕食をやめません。
両方からいって口が大きく開いた方が
スネークAを飲み切るまで食べる事件があります。
これは意外と聞きます。
だから餌やりの時は1匹1匹分けてから管理をする必要があります。
兄弟じゃん…食べるのやめとこう…ってならない
噛みついたら止まらない捕食の習性があるので注意です。
ボールパイソンの奇行
1位 同性プレイ
ボールパイソンはオスとメスのペアで繁殖をします。
オス同士が繁殖モードで一緒にいるとケンカをします。
体を当てて縄張り争いのように攻撃をします。
それをコンバットと言いますけど。
そうやって敵対行動を取ります。
稀にオスとオスを一緒に入れておく時に交尾をすることがあります。
ウチも2024年にありました。
なぜ、そういう事が起きるのかというと
ウチは最初の頃は輸入をしていました。
今もしてはいますけど数が減ってブリードがメインになってます。
信頼できるブリーダーから輸入していると
オス・メスを言われたらその通りに鵜呑みをしていました。
今では何があっても自分で確認をしています。
最初の頃は自分より向こうが知識があるから
ブリーダーがオス・メスを間違えるわけがないと思っていました。
メスで飼って大きくしてブリードするとなった時に
僕も確認しなかったのが良くなかったのですが
何年もメスとして育てているからメスという先入観がありました。
それで交尾をさせたわけです。
ケージを開けたら体位が違う…
何を言ってるのかというと…
ボールパイソンは尻尾を絡めて交尾をします。
必ずオスが下になってメスが上になります。
開けるとオスとメスと思ってたのが逆だった…
メスだと思っていたのがオスだった…
メスだと思ってオスに入れたから
オスが強制的に交尾をさせられていたわけです。
だから、そういうモードになった時は…
オスとオスが交尾をすることがあります。
聞いたことはあったけど自分がなるとは思っていませんでした。
思い込みって恐いとなと思います。
それでされてしまったオスはしばらく盛らなくなりました。
今では回復しましたけど…
しばらくオスとしての自信をなくしていた時期がありました。
人間は多様性の中でオスとオスが愛を育むこともあります。
ヘビは基本的にそういう多様性ではありません。
趣向として同性愛をするわけではない。
オスとメスを間違えて交尾をすることがあります。
奇行と言ったら失礼かもしれませんが
普通は自然の中ではない事がボールパイソンはあったりします。
違う種と生きることで色んな事を学びます。
人間が普通だと思っている思い込み
彼らにとっては自然だったりします。
だから違う生き物だということを認識しながら
相手の習性や趣向を尊重して理解して
一緒に生きるようにすれば素敵なボールライフを送れると思います。
今日は驚くとボールのように丸まる習性を持つ
ボールパイソンというヘビの飼い主を驚かせた奇行TOP5をお話をしました。
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