東京都町田市のボールパイソン専門店。輸入、繁殖、販売を行なっています。

ボールパイソン(ヘビ)飼育に使える各種床材メリットデメリットまとめ。

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ボールパイソン、床材を何にすればいいのか迷ってはおられないでしょうか?

ここでは、各床材のメリットデメリットをお伝えしていきます。

 

ボールパイソン飼育における床材の役割

なぜ、ボールパイソンの飼育に床材を用いるのか?

一番大きな理由は衛生管理です。

床材があることによってボールパイソンが排泄物にまみれることなく、快適に過ごすことができます。

 

他にも

  • 保温
  • 保湿
  • レイアウトの美化

といった役割があります。

 

ボールパイソン飼育における床材の種類

ボールパイソン飼育に使われる床材は大きく

  1. チップタイプ
  2. シートタイプ

の2つに分類することができます。

 

それぞれに長所短所があるのですが、簡単な特徴がこちら。

 

1、チップタイプの床材の特徴

チップタイプの床材は全体を頻繁に入れ替えることなく、排泄物で汚れているところだけを部分的に取り替えることができます。

立体的な構造が保湿保温に優れているので、脱皮不全などにもなりにくいといえます。

チップに身を埋めて、気持ちよさそうにしているボールパイソンを見ることもできます。

 

一方で、汚れがチップに隠れて不潔になってしまうこともあるのがデメリット。

ダニが湧いたり、カビたりもしてしまうリスクも抱えています。

またシートタイプに比べると高価なことが多いのですが、

その分、見た目に優れていてケージレイアウトには最適です。

 

2、シートタイプの床材の特徴

シートタイプの床材は汚れが見えやすく、全体をサッと交換できるので掃除がしやすいというのが大きな利点です。

比較的安価に手に入るというのも嬉しいですよね。

 

一方、見た目としては若干味気ないのも事実。

生体の性格やシートの敷き方にもよりますが、シートの下に生体が潜ってしまう姿もたびたび見受けられます。

狭いところを好み、微妙な温度の違いにも敏感なヘビにとっては、それはそれで快適なようです。

 

ボールパイソン飼育に適したチップタイプの床材紹介

チップタイプ① 広葉樹チップ(ポプラ、アスペンなど)

広葉樹チップは、刺激が少なく生体に優しいといわれている木材チップです。

使用の際には、あまり惜しまずにふんだんに敷くのがポイントです。

匂いを気にしながら排泄物などがあった場合には処理して管理をしましょう。

 

チップタイプの場合それを呑み込んでしまうことが心配されたりもしますが、例えばポプラはペットフードの不活性成分として用いられるほど無害なもので、ポプラを飲み込むことで問題を引き起こしたという話は聞きません。

三晃商会 SANKO 白樺・広葉樹チップ 約1kg 3袋入り 床材

 

よく見るアスペンチップは爬虫類飼育によく用いられます。

ボールパイソンだけでなく、他の爬虫類も飼育されている方にとっては、その汎用性が魅力的ですね。

アスペンチップ はりねずみんみん共和国オリジナル ホワイトポプラチップ 5リットル 

 

チップタイプ② 針葉樹チップ(ヒノキなど)

針葉樹チップは脱臭効果に優れています。

広葉樹チップと比較すると、刺激が強いともいわれたり、他感作用の心配もありますが、その脱臭効果は魅力で、ボールパイソン飼育で使っている人もいる模様。

 

チップタイプ③ ヤシガラ・ハスクチップ

ヤシガラは脱臭にも保湿力に優れていて、ボールパイソンの好む環境を作りやすいです。

粗目のものと細か目のタイプの二種類があります。

小さなベビー個体には細か目のタイプ、もう少し育った個体には粗めのタイプを使用すると良いかもしれません。

海外では良く用いられているようで、アメリカの有名ブリーダーも動画の中でヤシガラマットを使っています。

 

チップタイプ番外編 水苔

ボールパイソンの飼育で水苔を基本にしているという人は少ないかもしれませんが、脱皮不全を避けるために、脱皮前の一定期間使用する人もいるんだとか。

乾燥した水苔が圧縮された状態で販売されているので、使用の際には水で戻す作業が必要になります。

カビが生えやすいため、脱皮が済んだら撤去するようにしましょう。

 

ボールパイソン飼育に適したシートタイプの床材紹介

シートタイプ① 新聞紙

見た目を気にしないのだとしたら一番コストを安く抑える事が出来るのは新聞紙です。
ケージの大きさにも対応しやすく、汎用性に優れているところ、また紙もインクも植物由来なので安全性が高いのがオススメポイント。

 

新聞紙のインク成分が生体にうつるという話もありますが、当店では今のところそういった印象はありません。

ただ、吸水には向いていないので、ボールパイソンが水をこぼしたりした際には、すぐに取り替えてあげるようにしてください。

 

シートタイプ② キッチンペーパー

キッチンペーパーは、新聞紙の見た目の悪さをカバーすることができます。

大きいケージにうまく敷くのは少し大変で、小さいケージでの利用が向いています。

凹凸があり軽いためケージに密着しにくく、他のシートタイプのものよりもボールパイソンが下に潜ってしまうことか多いようです。

 

シートタイプ③ ペットシーツ

コスパに優れ取り扱いも楽なため、ペットシーツはボールパイソン飼育で最も使われている床材の一つです。

吸水性・保湿性は流石で、ペットシーツに霧吹きをすることで一定の湿度を保つ効果も期待できます。

ボールパイソン飼育者の強い味方ですね。

 

一方、注意点もあります。

小さいレプタイルケースなどに敷くときはハサミなどでカットしたくなりますが、シーツの種類によっては内部の高分子吸水ポリマーがこぼれることがあります。

ポリマーを誤飲してしまうとお腹の中で膨らんでしまい、健康に悪影響を及ぼす可能性がありますので、できればケースのサイズにあったシーツを用意するようにしましょう。

※どのペットシーツもカットすると危険というわけではなく、高価なシーツほどポリマー量が多い傾向があります。カットして使用する場合はその点を理解して使用すると良いと思います。
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まとめ

飼育をしていて感じるのは、「すべての問題を解決する万能な床材はない」ということです。

色々と試してみて、自分にとって最適で納得できるものを見極めてみてくださいね!

 

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