【これは危険！】ボールパイソン飼育の要注意ポイント３つ

蛇屋のヒロアキがYouTubeで解説中！

こんにちは。蛇屋のヒロアキです。
今日は驚くとボールのように丸まる習性を持つボールパイソンという蛇の
これをやると死ぬよ。というのを３つご紹介したいと思います。

1.暑すぎ・寒すぎ
ボールパイソンはですね、元々アフリカが原産の蛇ですけれども
だからといってそんなに暑さに強いわけではないですね。
ボールパイソンを飼うのに適している温度は当店の場合だと寒くて28度。
暖かくて32度というのを目指しています。
これを上回るとすぐに死ぬというわけではないですけれども
34.35.36度…といくと、消耗していくわけです。
40度を超えるともう危ないですね。

寒すぎというのは何度から寒すぎなのかというのはなかなか難しいところではありますが
ウチでは28度切らないようにしています。
季節によってはそれを下回る場合もありますが、28度をキープすようにしてます。

暑さと寒さどっちが強いか？弱いか？という事に関しましては
ボールパイソンは暑さの方が弱いです。
ある程度の低温にさらされてもしばらくは生きていく事はできる。
寒すぎて仮死状態になったとしてもある程度は帰ってくる事はできますけれども
暑すぎだと割と早く死んでしまうので、どちらかというと夏場の方が気を付けたりします。

移動の時とか、輸入をしている時とか持って帰る時とか夏はかなり気を使います。
もちろん寒いのもダメですけれども、暑すぎたり寒すぎたりすると死んでしまうという事を覚えておいてください。

2.乾燥しすぎ
ウチでは60～80%の湿度を維持するようにしてます。
ボールパイソンは肺が片方しかないんですね。昔は2個あったという名残が見えるんですけれども、片方が退化してしまって今では1つしか肺がない事がわかっています。
なので、呼吸器系の疾患になりやすいわけです。
呼吸器系の疾患になりやすい原因はさきほどお話した
温度管理。それから乾燥ですね。
乾燥しすぎてボールパイソンの肺、あるいは気管支が、ダメージを負って病気になってしまう事があるので、乾燥しすぎないように気を付けてください。
ウチでは60～80%を目指していて50%を切らないようにしています。
40%、30%になるとすぐ死ぬというわけではないですけれども、日本はやっぱり冬はかなり乾燥するので、湿度が下がりすぎないように水入れを大きくするとか、あるいは保温器具の近くに水入れを置いてあげるとか、あるいは霧吹きをしてあげて色々な方法でボールパイソンが健康に生きていけるように湿度を維持してあげてください。

3.餌あげすぎ
早く大きくしたいという気持ちはすごくわかります。
ですが、食べれば食べるほどあげていくとか、アシストや強制で食べさせすぎは良くありません。
特に100gに満たないボールパイソンだと消化器系が発達していないので、安定していないので、100gを超えないボールパイソンには特に気を付けて餌をあげてほしいなと思います。
何か急に体調が悪くなったとか、餌をよく食べてたけど死んでしまったんですというお話を聞いたりする事もありますが、もしかすると小さいのに餌をあげすぎているという事があるかもしれません。
200g、300gになると安定はするんですが、このコのような80gのボールパイソンに何匹も何匹を餌をあげるのはあげすぎなんですね。
元気だから、食べるから餌をあげすぎているとある日思わぬ事になってしまったりするので、餌は小さいうちはあげすぎない方が良いよという事を覚えておいてください。

今日は驚くとボールのように丸まる習性を持つボールパイソンが、こういう風に飼ったら死んでしまうよという事を3つお話しました。

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