【蛇 ボールパイソン】オス♂とメス♀の見分け方

蛇屋のヒロアキがYouTubeで解説中！

こんにちは。蛇屋のヒロアキです。
今日は驚くとボールのように丸まる習性を持つボールパイソンという蛇の
オスとメスの見分け方のプローブという物を使った判別方法についてお話したいと思います。

蛇は見た目でオス・メスが分かりにくい動物なので、このコはオスなのかな？メスなのかな？という事を判断するのに有名な2種類の方法があって、一つはポッピングといって、体の中に隠れている性器をグッと押し出してあげてそのサイズや形でオスかメスか判断する方法と
もう一つはプローブという物を使う方法があります。

プローブというのはこれですね。
手術室みたいでしょ？

ボールパイソンは普段は体の中に性器をしまっています。
オスはオスで体の中にしまってメスはメスで体の中にしまうんですが
性器の収納スペースはオスの方が大きいわけですね。

なので、その収納スペースにプローブを優しく差してあげて、それがどれくらい入るかによってオスなのか？メスなのか？というのを判断します。

つまり収納スペースが大きくて奥まで入るのであればオス。
それが入らないのであればメス。
という判断になるわけです。

それでは実際にやってみましょう。

こういう物を使います。蛇の体内を傷つけない形状をしています。
ワセリンは人間だけではなく蛇にも有効です。
こうやって滑りをよくしてあげる。

これが蛇の総排泄腔で、ここで排泄もするし交尾も産卵もここからします。
ここに性器があって、プローブがどれくらい差さるかを見ていきます。

メスだと少ししか入りませんが、オスだとグッと入っていく事になります。

最初に鱗を持ち上げてやっていくと。
大きくなればなるほどここに筋肉が発達してくるので入りにくくなります。

オスだと性器が大きいのでこれくらい入るわけです。
という事でオスだろうという事がわかるわけですね。

次はメスですね。
メスはオスほど収納スペースが大きくないので、こんなには入らない。

先生になった気分(笑)

メスだと入っても数ミリっていう感じですね。

ボールパイソンはこのようにして、オスなのかメスなのかというのを判別していきます。

ただ個体差があって、オスなんだけどあんまり入らない。
メスなんだけど結構深くまで入るという事もあります。

なので、プローブという方法とポッピングという方法で性器を出してみる方法でこのコはオスかな？メスかな？という風に判断していくんですけど、絶対ではないんですね。おそらくそうだろうという事を確認しています。

ボールパイソンが小さいうちは体が未発達のため判別を誤る事もあります。

僕たちなどショップをしていたり、ブリードをされている方、専門家たちはこういう形でオスかメスを判別しています。

それで、これはやり方の説明ではなくて、こういう方法があるんだよという紹介なので、危険なので安易に真似をしないでください。

専門の器具を持っている人も少ないでしょうし、そもそも体の中に棒を入れる事はリスクがあって体の傷つけ破ってしまう可能性があります。

やり方を説明しているわけではないという事を是非覚えておいてください。

どこか爬虫類ショップに行って、これから飼おうとしているコのお尻に棒を突っ込んでいるのを見て驚かないように。という事と、こういう方法でオス・メス判断しているんですよ。という事とこういうアナログな方法を使用しているのでオス・メス判断を誤る事があるんですよ。という事の説明になりますので、安易に真似しないでほしいなと思います。

今日は驚くとボールのように丸まるボールパイソンのオス・メスの判断方法のプローブを使った方法についてお話しました。

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