脱皮中のヘビを観察してみよう|ボールパイソン飼育
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こんにちは。へびやのヒロアキです。
今日はヘビの脱皮についてお話したいと思います。
ヘビはこの周りについている鱗…
どんなヘビでも基本的にはこの鱗に覆われて体を守っています。
魚とかは鱗一枚一枚になってますが
ヘビは一枚一枚に見えて実はヒダヒダが集合していて一枚なんですね。
このコはボールパイソンという種類のヘビで緊張したり、怖がったり、驚いたりすると
ボールのように丸まる事からボールパイソンという名前がついているんですが
これくらいのサイズだと、大体1カ月に1回くらい脱皮をしていきます。
ツルっとうまくいけば靴下を脱ぐように1本脱ぎしてくれます。
このコは脱皮が終わって体がキレイな状態。
何で脱皮をするのかというと、僕ら人間も実は脱皮というのをしてて
普段ポロポロと垢として抜けていったりするんですが
ヘビの場合は、それを細かく行っていくわけではなくて
周期的に1本全部脱いでいくわけです。
古いものを脱ぎ捨てる事によって体の傷ついた部分を治したり
あるいは体を成長させていったり、新陳代謝を行っていくわけです。
このコは普通の状態なんですが、脱皮をする時にどうやって脱皮をするかというと
人間だと手がない状態で背中をかこうとするとモジモジするじゃないですか。
大体そんな感じでモジモジしながら脱いでいきます。
っで鱗を脱ぎやすくするために
体の中に分泌液を通して脱ぎやすくしてから脱ぐんですね。
なので、体の中に分泌液が通った状態になると
こうやって白濁といって体の色がくすんでくるんです。
このコはもっと黒くてハッキリとした茶色のコなんですけど
脱皮前なので体の色がくすんでくる。
明確に分かりやすいのはこの目。
目がヴァンパイアみたいになってるでしょ?
白濁してるんですけど、目の周りの組織も分泌液が通ってて脱ぐ準備をしているので
本来は黒い目をしているんですが、グレーがかってくるわけですね。
こうなってくると脱皮までもう少しって感じです。
っでヘビの中には脱皮に失敗するコもいて
そうするとこうやって少し皮が残ってしまうと。
脱皮に失敗する理由は色々あるんですけど
例えば脱皮の期間にストレスがあったり、水分が足りなかったり
環境に湿度が足りなかったとか色々あるんですがこうやって皮が残っちゃう。
こういうのはペリっと剥がす事もできます。
普通は温浴と言って体をふやかしてから脱がせてあげます。
僕たちもお風呂に入るとかさぶたが剝がれやすくなると思いますけど
そういう感じでふやかしてあげて取ってあげるという事をします。
今日はヘビの脱皮についてお話をしました。
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