【簡単】ボールパイソンの湿度管理術をプロが伝授

2022年4月18日

2022年4月22日

WRITER

deu-reptiles

この記事を書いている人 - WRITER -

deu-reptiles

詳しいプロフィールはこちら

蛇屋のヒロアキがYouTubeで解説中！

動画でお話ししている内容はこちら↓↓↓

どちらかと言うとじめじめした部屋の方が好き
へびやのヒロアキです。

今日は驚くとボールのように丸まる習性を持つ
ボールパイソンというヘビと湿度についてお話をします。

ボールパイソンを飼育する上でとっても大事な事は湿度ですね。
しっかりエサをあげる
しっかりとした温度で飼育する
しっかりとした湿度で飼育する

どれも大切な事ですが
けっこう後回しにされがちというか
気が付いたらものすごい下がっていた
気が付いたらものすごい上がっていた
っていうのがこの湿度です。

こちらはボールパイソンという
世界のペットスネークとしては最も人気なヘビです。

少し育ってきたくらいのサイズですかね。
もう赤ちゃんではない。人間で言うと小３くらい。

ボールパイソンを飼育する時は
おおよそ45%～60%ぐらいの湿度で飼育してあげると一番良いと思います。

じめじめ過ぎてもダメ
乾燥し過ぎてもダメ

なぜか？
じめじめ過ぎると空気中に雑菌が繁殖しやすくなるわけですね。
例えば日本でも梅雨や夏は食べ物が腐りやすいと思いますが
湿度が高すぎると雑菌が繁殖するため彼らの生活環境が悪くなってしまうので
蒸れ蒸れすぎるのは良くない。

とはいえ湿度が低すぎると何でダメなのかと言うと
彼らは呼吸器があまり強くなかったりするわけですね。
乾燥すると僕らも喉が乾燥して痛めたりしがちですが
彼らの呼吸器がダメージを負ってしまう事があります。
湿度が低すぎると風邪をひいてしまったりとか
健康状態が悪くなってしまうので
45%～60%ぐらいの適切な湿度で飼育してあげる必要があります。

実際にどのようにして湿度を保てばいいかと言うと
一般的な方法としては、水入れに水を入れておけば湿度が高くなりやすいです。
水を切らさずの置いてあげる、大きな水入れにしてあげると湿度が高くなります。

次にこちら。
水をケージの中に吹き付けてあげると湿度が高まりますので
特に冬なんかは霧吹きなんかをしてあげると良いと思います。

その際気を付けていただきたい事は冷たすぎる水を使用しない。
冬とか水道から出たままの水だと冷たいので
お湯と混ぜてあげるとか、少し室内で常温にしてあげると良いかなと思います。

もう一つはヘビに直接かけない。
直接かけると彼らも驚くし
気化熱といって水が蒸発する時に彼らの熱を奪っていくわけですね。

なので、それは良くないですから
こうやって持ち上げてケージの側面に吹き付ける。

床に水をかけると温度が下がってボールパイソンが寒くなるので横の方が望ましいと思います。
こうする事で乾燥した季節でも、一時的に効果的に湿度を上げる事ができます。